なぜ夏場にぎっくり腰が増えるのか?原因と予防法を徹底解説|堺市美原区 かりの鍼灸整骨院
夏なのにぎっくり腰?実はこの時期こそ注意が必要です
「ぎっくり腰は寒い冬に多い」と思われがちですが、実際には夏場にもぎっくり腰で来院される方が多くみられます。
特に7月〜9月は、次のようなケースに注意が必要です。
- 朝起きたときに急に腰が痛くなった
- 子どもを抱っこした瞬間に動けなくなった
- エアコンの効いた部屋で立ち上がった瞬間に激痛が走った
夏には、ぎっくり腰を引き起こしやすい条件がいくつも重なります。
この記事では、夏場にぎっくり腰が起こりやすい原因と予防法、鍼灸・整体による施術、栄養面からのサポートについて詳しく解説します。
ぎっくり腰とは?
ぎっくり腰は、一般的に突然発症する強い腰痛を指す言葉です。医学的には「急性腰痛」などと呼ばれます。
痛みの原因としては、次のような組織が関係している可能性があります。
- 筋肉
- 筋膜
- 靱帯
- 腰椎周辺の関節
- 椎間板
ただし、ぎっくり腰のすべてで損傷した組織を明確に特定できるわけではありません。
腰痛診療ガイドラインでは、画像検査などで痛みの原因を明確に特定できない腰痛を「非特異的腰痛」と分類しています。
そのため、次のような日常的な動作でも、蓄積していた負担がきっかけとなって急性腰痛が発症することがあります。
- 少し荷物を持ち上げた
- 顔を洗うために前かがみになった
- 椅子から立ち上がった
- 身体をひねった
- くしゃみをした
なぜ夏場にぎっくり腰が増えるのか?
夏場のぎっくり腰は、一つの原因だけで起こるとは限りません。
エアコンによる冷え、水分不足、睡眠不足、夏バテ、活動量の低下などが重なり、腰に負担がかかりやすい状態になっている可能性があります。
1.エアコンによる身体の冷え
夏は屋外と室内の温度差が大きくなります。
外気温が35℃前後でも、室内は24〜26℃程度に設定されていることがあります。
エアコンの風が身体に直接当たり続けたり、冷房の効いた室内で長時間同じ姿勢を続けたりすると、腰やお尻まわりの筋肉がこわばりやすくなります。
身体が冷えた状態では、次のような変化が起こることがあります。
- 筋肉の緊張が強くなる
- 身体の動きが硬くなる
- 股関節や背骨の動きが小さくなる
- 立ち上がり動作で腰に負担が集中する
特に次のような方は注意が必要です。
- デスクワークが多い方
- 長時間運転する方
- スーパーや商業施設で長時間過ごす方
- 就寝中にエアコンの風が直接当たっている方
2.水分不足による身体機能の低下
夏は発汗量が増えるため、自覚がないまま水分不足になっていることがあります。
喉の渇きを感じた時点では、すでに身体の水分が不足している可能性もあります。
水分不足になると、次のような影響が考えられます。
- 運動時のパフォーマンスが低下する
- 疲労感が強くなる
- 筋肉がつりやすくなる
- 集中力が低下する
- 身体を動かす機会が減る
これらが直接ぎっくり腰を起こすとは限りませんが、水分不足によって疲労や身体の硬さが強くなり、腰への負担が増える可能性があります。
特に高齢者は喉の渇きを感じにくい場合があるため、時間を決めて水分を補給することが大切です。
3.冷たい飲食物の摂り過ぎ
夏になると、次のような冷たい飲食物を摂る機会が増えます。
- アイスクリーム
- 冷たいジュース
- ビールなどのアルコール飲料
- 冷たい麺類
- 氷を多く入れた飲み物
冷たい物の摂取だけでぎっくり腰になるわけではありません。
しかし、冷たい物ばかり摂って温かい食事が減ると、食欲低下や胃腸の不調につながることがあります。
食事量が減ることで、筋肉の維持や回復に必要なタンパク質、ビタミン、ミネラルが不足しやすくなる点にも注意が必要です。
4.暑さによる疲労と睡眠不足
夏は高温多湿の環境や寝苦しさにより、睡眠の質が低下しやすい季節です。
暑さによって、次のような状態になる方も少なくありません。
- 夜中に何度も目が覚める
- 朝起きても疲れが取れていない
- 食欲が低下する
- 身体がだるく、運動量が減る
- 長時間座って過ごすことが増える
睡眠不足や疲労の蓄積は、痛みに対する感受性や身体機能にも影響することがあります。
ぎっくり腰は、痛みが出た瞬間だけが原因ではありません。
数日から数週間かけて疲労や身体への負担が蓄積し、最後の小さな動作をきっかけに強い腰痛が出ることもあります。
5.長時間同じ姿勢で過ごす
夏は屋外での活動を避け、冷房の効いた室内で過ごす時間が増える傾向があります。
特に次のような生活が続く方は注意が必要です。
- 長時間のデスクワーク
- 長距離の車移動
- 在宅勤務
- ソファで長時間過ごす
- スマートフォンを長時間見る
長時間同じ姿勢が続くと、股関節、お尻、背骨の動きが小さくなります。
その状態から急に立ち上がったり、前かがみになったりすると、腰に負担が集中しやすくなります。
夏のぎっくり腰には足元の状態も関係します
かりの鍼灸整骨院では、ぎっくり腰の方に対して腰だけを確認するのではなく、足元や歩き方まで評価します。
実際には、次のような状態が腰への負担に関係している場合があります。
- 足裏アーチの低下
- 浮き指
- 外反母趾
- 扁平足
- 足首の動きの低下
- 左右で異なる歩き方
- 合っていない靴やサンダル
身体は地面と接する足元からバランスを取っています。
足元のバランスが崩れると、膝、股関節、骨盤、背骨へと負担が連鎖する可能性があります。
夏はサンダルや底の薄い靴を履く機会も増えるため、履物の影響も確認することが重要です。
東洋医学からみた夏のぎっくり腰
東洋医学では、夏は「暑邪(しょじゃ)」の影響を受けやすい季節と考えます。
暑さによって大量に汗をかくと、身体を動かすエネルギーとされる「気」や、身体を潤す「津液」が消耗しやすいと考えられています。
さらに、夏は次のような要因が重なります。
- 冷房による冷え
- 冷たい飲食物の摂り過ぎ
- 発汗による水分消耗
- 食欲低下
- 睡眠不足
東洋医学では、胃腸の働きに関係する「脾胃」が弱ると、食事から得た栄養を全身へ運ぶ働きが低下すると考えます。
その結果、筋肉の疲労が回復しにくくなり、身体の重だるさや腰痛につながると捉えることがあります。
鍼灸では、腰だけでなく全身の状態を確認し、筋肉の緊張、冷え、睡眠、胃腸の不調などを含めて施術方針を検討します。
栄養不足もぎっくり腰を繰り返す要因になります
筋肉、腱、靱帯、神経が正常に働くためには、食事から十分な栄養を摂ることが大切です。
特定の栄養素を摂るだけでぎっくり腰を防げるわけではありませんが、食欲低下や偏った食事が続くと、筋力や回復力の低下につながる可能性があります。
タンパク質
タンパク質は、筋肉、腱、靱帯など身体をつくる材料です。
夏場にそうめんやパンだけで食事を済ませることが増えると、タンパク質が不足しやすくなります。
タンパク質を多く含む食品には、次のようなものがあります。
- 肉
- 魚
- 卵
- 大豆製品
- 乳製品
マグネシウム
マグネシウムは、筋肉や神経の正常な働きに関わるミネラルです。
マグネシウムを含む食品には、次のようなものがあります。
- 納豆
- 豆腐
- 海藻類
- アーモンドなどのナッツ類
- 玄米
- 魚介類
カルシウム
カルシウムは骨の材料になるだけでなく、筋肉の収縮や神経伝達にも関係しています。
カルシウムとマグネシウムは、それぞれ異なる役割を持つため、どちらか一方に偏らず食事全体のバランスを整えることが大切です。
ビタミンD
ビタミンDは、骨の健康や筋機能の維持に関係しています。
ビタミンDを含む食品には、次のようなものがあります。
- 鮭
- サバ
- イワシ
- 卵黄
- きのこ類
ビタミンB群
ビタミンB群は、食事から摂った糖質、脂質、タンパク質をエネルギーとして利用する際に関わります。
ビタミンB群を含む食品には、次のようなものがあります。
- 豚肉
- 魚
- 卵
- 納豆
- 玄米
- 緑黄色野菜
鉄
鉄は赤血球のヘモグロビンの材料となり、酸素を全身へ運ぶ働きに関係します。
鉄が不足すると、疲れやすさ、息切れ、集中力低下などがみられることがあります。
特に月経のある女性や、食事量が少ない方、偏食がある方は注意が必要です。
鉄不足が疑われる場合は、自己判断で高用量のサプリメントを摂取せず、医療機関での血液検査をご検討ください。
夏のぎっくり腰を予防する5つの方法
1.こまめに水分を補給する
喉が渇く前に、少量ずつこまめに水分を補給しましょう。
大量に汗をかいた場合は、水分だけでなく食事や飲料から電解質を補うことも大切です。
2.エアコンの風を直接当てない
腰やお腹に冷風が直接当たらないよう、風向きを調整しましょう。
職場などで温度調整が難しい場合は、薄手の上着や膝掛けを活用してください。
3.30〜60分に一度は身体を動かす
長時間座り続けず、定期的に立ち上がりましょう。
無理のない範囲で歩いたり、股関節や足首を動かしたりすることが大切です。
4.夏でも温かい食事を取り入れる
冷たい麺類だけで食事を済ませず、みそ汁、スープ、肉、魚、卵、大豆製品なども取り入れましょう。
5.睡眠環境を整える
暑さを我慢して眠ると、睡眠の質が低下する可能性があります。
エアコンや寝具を適切に使用し、冷え過ぎにも暑過ぎにもならない睡眠環境を整えましょう。
ぎっくり腰になったときに注意したい症状
ぎっくり腰の多くは時間とともに改善しますが、なかには早急な医療機関の受診が必要なケースがあります。
次のような症状がある場合は、整体や鍼灸だけで判断せず、医療機関へご相談ください。
- 排尿や排便がしにくい、または漏れてしまう
- 股の周囲にしびれや感覚低下がある
- 脚に強い力の入りにくさがある
- 発熱を伴っている
- 転倒や事故の後から強い痛みがある
- 安静にしていても痛みが強く、夜も眠れない
- がん、感染症、骨粗しょう症などの既往歴がある
- 原因不明の体重減少がある
かりの鍼灸整骨院では栄養面までサポートします
堺市美原区のかりの鍼灸整骨院では、ぎっくり腰に対する施術だけでなく、食事や栄養面からのサポートも行っています。
必要に応じて、次のような内容を確認します。
- 普段の食事内容
- タンパク質の摂取状況
- 水分補給の習慣
- 夏場の食欲低下
- 睡眠状態
- 毛細血管の状態
- 疲れやすさや冷えなどの自覚症状
何度もぎっくり腰を繰り返す方は、姿勢や筋肉だけでなく、食生活や生活習慣も含めて見直すことが重要です。
当院のぎっくり腰に対する施術
かりの鍼灸整骨院では、痛みが出ている腰だけを施術するのではなく、「なぜ腰へ負担が集中したのか」を評価します。
当院で行う主な評価
- 姿勢分析
- 骨盤と背骨の動きの確認
- 股関節の可動域評価
- 筋肉や筋膜の緊張状態
- 足裏のバランス評価
- 歩行分析
- 日常生活動作の確認
- 靴やインソールの確認
- 水分・食事・栄養状態の確認
症状に応じて行う主な施術
- 鍼灸施術
- 整体
- 骨盤・背骨の調整
- 筋膜調整
- 関節モビライゼーション
- 運動療法
- セルフケア指導
- 歩行指導
- インソールによる足元のサポート
- 食事・栄養指導
施術内容は、痛みの程度、発症からの期間、年齢、既往歴、身体の状態に合わせて選択します。
無理に腰をひねったり、強く押したりするのではなく、状態を確認しながら施術を進めます。
鍼灸による腰痛へのアプローチ
鍼灸は、腰やお尻まわりの筋緊張を緩和し、痛みの軽減を目的として行います。
腰痛に対する鍼治療は国内外で研究されており、一定の疼痛軽減効果が報告されています。
ただし、すべての腰痛に同じ効果があるわけではありません。
当院では症状や身体の状態を評価し、必要に応じて整体、運動療法、生活指導と組み合わせます。
整体による腰痛へのアプローチ
整体では、腰だけでなく、股関節、骨盤、背骨、足首などの動きを確認します。
腰以外の関節が十分に動かない場合、日常動作のたびに腰が代わりに動き過ぎていることがあります。
身体全体の動きを整え、腰に集中している負担を分散させることが、再発予防につながります。
まとめ|夏のぎっくり腰は冷え・疲労・水分不足に注意
夏場は、次のような要因が重なり、ぎっくり腰が起こりやすい状態になることがあります。
- エアコンによる身体の冷え
- 発汗による水分不足
- 夏バテや食欲低下
- 睡眠不足と疲労の蓄積
- 長時間同じ姿勢で過ごすこと
- 冷たい飲食物に偏った食生活
- 筋肉の回復に必要な栄養不足
- 足元や歩き方のバランス不良
ぎっくり腰は、痛みが出た瞬間の動作だけが原因とは限りません。
日常生活のなかで蓄積した身体の負担や、睡眠、食事、水分、姿勢などが複合的に関係している場合があります。
堺市美原区のかりの鍼灸整骨院では、姿勢、歩行、筋肉、関節、足元、生活習慣、栄養状態まで総合的に確認し、一人ひとりに合わせた施術をご提案します。
「毎年夏になると腰が痛くなる」「ぎっくり腰を何度も繰り返している」「腰だけでなく身体全体を見てほしい」という方は、お気軽にご相談ください。
国家資格を持つ施術者が、鍼灸、整体、運動療法、足元の評価、栄養指導を組み合わせ、再発しにくい身体づくりをサポートします。
堺市美原区でぎっくり腰・急性腰痛にお悩みの方へ
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参考文献・参考資料
- World Health Organization. WHO guideline for non-surgical management of chronic primary low back pain in adults in primary and community care settings.
- Qaseem A, et al. Noninvasive Treatments for Acute, Subacute, and Chronic Low Back Pain. American College of Physicians Clinical Practice Guideline.
- 日本整形外科学会・日本腰痛学会監修『腰痛診療ガイドライン』
- Cochrane Library. Acupuncture and related interventions for the treatment of low-back pain.
- 厚生労働省『日本人の食事摂取基準(2025年版)』




















